From Mars to Earth (beta)

Twitterに収まるほど短くはない、かといって表ブログに載せたいほどしっかりした内容でない、そんな中途半端なエントリ用です。

一周回って、「好きな事をやるのが良い」社会になってきた。

昨晩は大学院の友人達と新年会でした。久々に会う面々と色々な話をしましたが、その中で「ああ、他の人も同じように感じていたんだなぁ」と確認できた事があったので、エントリにしておきます。

それは、結局「好きな事をやるのが良い」社会になってきた、ということです。少なくとも、日本では。

といっても、「楽しければいーじゃん」と、その日その日の楽しみだけを追求する刹那的な生き方が良いという訳ではありません。

経済の急激な成長は今の日本では望めず、経済成長を前提とした仕組みは改善を迫られています。そして正直言って、「変化が必要」という事は分かりますが、「最終的にどういう変化に落ち着くのか」という事は分かりません。

しかし少なくとも、我慢した先に良い事が待っている、とは決して言いがたい状況になってきたと思います。「安定した生活のために」と入った大企業が、数年後には倒産するかもしれません。研究者の世界で、ずっと辛抱強く業績を重ねてとうとう常勤の教員になったとしても、勤務している大学が再編されて無くなってしまうかもしれません。今のシステムが続くと思って将来のために「我慢」をしても、そのシステムそのものが無くなってしまう可能性が高い状況なのです。

そういった諸々の可能性を考えると、一周回って「やりたい事をやるのが良い」と思えるのです。

やりたい仕事があるなら、それをやる。

やりたい研究があるなら、(ポストに関わらず)その研究をする。

これからの(日本)社会で幸せにやっていくには、自分がやりたいと思えるものを発見し、それをやるために全力を尽くす事が、今までよりもずっと大事になっていくのではないか、と思います。